2008-11-09

「あなたの知らない神秘の祈り! 東インド大紀行」

と、題して次回(11月15日)の「世界ふしぎ発見!」は、
東インド・オリッサが登場です。

http://www.tbs.co.jp/f-hakken/info.html

予告では、コナーラクのスーリヤ寺院やゴティプアのアクロバティックなダンスが映っていました。
ジャガンナート寺院なども出てくるみたいです。
また、山岳地帯に暮らす人々ということですので少数民族も紹介されるのでしょうか。

オリッサ州は、ベンガル湾に面した東インドに位置しています。
カルカッタ(今はコルカタ)から海岸沿いに南に下ったところにあります。
州の公用語はオリヤー語で、文字はきのこのような、くらげのような
丸々としていてかわいい感じです。↓
オリヤー文字
(管理人は読めません)

古代にはカリンガ国と呼ばれていました。
紀元前3世紀ごろ(と考えられている)、アショーカ王がこの地を攻め戦になり
双方に多くの死者が出て、かの地を流れるマハーナディー川が血で真っ赤に染まったと
いわれています。
それを見たアショーカ王は、戦いの愚かさを悟り、以後仏教に帰依し保護し、
インド各地に仏教を広めたことがよく知られています。

また、パーラ朝の時代(8世紀〜12世紀)には、仏教(当時の主流は密教)を保護し
今でもオリッサ州内では、密教の遺跡や仏像が発掘されているとのことです。

ヒンドゥー教においても、オリッサには重要な寺院建築や遺跡がたくさん残っています。
特に、プーリーのジャガンナート寺院は、ヒンドゥー四大聖地の一つで、
クリシュナ神と同一視されたジャガンナート神が信仰され、
インド中から巡礼者が集まってきます。
ジャガンナート

特に、6月〜7月に行われる「ラタヤートラ」という山車祭りは大変に大きなお祭りで
このとき、本尊であるジャガンナート(右)と兄・バラバドラ(左)、妹・スバドラー(中)は
寺院を出て、それぞれが山車に乗せられ、数十メートル離れた実家のお寺に里帰りします。

プーリーの近くのコナーラクという町には、世界遺産に登録されている
「スーリヤ寺院」があります。
太陽神スーリヤを祀っている寺院で、残念ながら壊れてしまっている部分も多いのですが
その全体像は太陽神を乗せて空を翔る馬車の形になっています。

他にも、オリッサは絣織が有名です。
織り上がったときの柄の出方をあらかじめ計算して、織り糸を先染めします。
そして昔の日本にもあったような足踏みの機織機で手織りしていきます。
花柄や渦巻き模様、魚の模様などの細かい模様を、ずれることなく織り上げて生きます。

アップリケワーク、石彫り、木彫り、ドクラ(真鍮細工)、貝葉工芸、
その他にもオリッサには伝統的な手工芸が昔からずっと受け継がれてきています。

来週の放送が楽しみな管理人でした。

<おまけ>
貝多羅葉という椰子の葉を繋げたものに手描きされたガネーシャ
ガネーシャ

theme : インド
genre : 海外情報

tag : インド オリッサ ガネーシャ

2008-10-28

第12回「バホト マザー アーヤー」

すっかり放置していたヒンディー語講座。
もう記憶の彼方に忘れ去られていたかもしませんが、
1つだけ残っていた最終回をレポートして締めたいと思います。

なぜ今頃突然?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうね。

というのも、今日はインド最大のお祭り「ディワーリー」だからなのです。

この最終回もディワーリーにまつわるトピックで、おそらく昨年のディワーリーの頃に
撮影されたのだと推察されます。

ちなみに昨年のディワーリーは11月9日でした。

今年は、明日10月29日がインドの暦の「カールティカ月」白分(月が満ちる半月)第1日目、
つまり新月の日です。
日本の旧暦ですと、十月朔日(ついたち)にあたります。

新月の日の晩は、既に月は満ち初めてしまうため、
その直前の一番闇の濃い晩に、ギーのランプで灯明を灯して、
富と財産の女神「ラクシュミー」をお迎えするのだそうです。

このディワーリーの日はまた、インドの会社などにとって、商売の節目となっています。
この日を境に、会計年度を改めたり、古い帳簿を締めて新しくしたりするそうです。

以前、テレビの番組で、ディワーリーのお祭りに古い帳簿を破って
紙吹雪の如く撒き散らしているのを見たことがあります。
(もしかして記憶違いでディワーリーではなかったらごめんなさい)

日本のお正月のように、インドでは家族が集まりディワーリーのお祭りをお祝いします。
ヒンディー語講座最終回では、そんなお祝いの様子を見ることができます。

さて、では番組を見ながら話を進めたいと思います。

まずタイトルの「バホト マザー アーヤー」とは、「とてもおいしかったです」という意味です。
いったい何がおいしかったのでしょうか?

それは、これからわかります。

まず画面は、ディワーリーの買い物客でごった返す街の様子から始まります。
日本で言えば、年末のアメ横と言ったところでしょうか?

番組では「ディーパーヴァリー」といっています。
「ディーパーヴァリー」は、サンスクリット語で、
ディーパ(光・灯明)+アーヴァリー(連続)→光の列という意味の複合語です。
これが、現代では転訛して「ディワーリー」と呼ばれるようになりました。

街で最もにぎわう店は、ラクシュミーの像を売っている店だとナレーションが入ります。
画面に映っているのは、彩色を施された素焼きのラクシュミー像の数々です。

また、服を新調したり、友人や家族とプレゼントの交換をしたりするので
皆さん手に手に大きな荷物を持って、買い物に余念がありません。

番組の案内人であるナミターさんは、ご主人と実家にお祝いに向かいます。
ご主人はアビシェークさんとおっしゃるのですが、
このお名前はよくインド人男性の名前として耳にすることがよくあります。

サンスクリット語の「アビシェーカ」のヒンディー読みで、「灌頂」のことです。
アビシェーカとは古代インドの王の即位式などで四大海の水を登頂に注ぐ儀礼のことで、
今でも水による清めの儀式として行われています。

日本でも、神社仏閣にお参りする際には、まず手や口を水で漱ぎますが
意外とそのルーツはこのアビシェーカにあるのかもしれません。(違うかもしれませんが)

この若い夫婦は、家に入りお父さんにまずご挨拶をします。
その時、一瞬ですがご主人の方がひざまずいて、お父さんとお母さんの足に触れます。

これは、最上級の敬意を表す挨拶で、自分より目上の人や身分の高い人、
尊敬する人に対して行います。

よく古典文学などに「蓮華の御足に敬礼」という表現がありますが、
現代でもこのように生きている所作なのです。

家の中には、祭壇が設けられラクシュミーとガネーシャの像が並んで置かれています。
その前では僧侶がマントラを唱えてプージャー(供養)を行っています。

富の象徴としての銀のコインをミルクで清め、来る1年の繁栄をお祈りします。
ミルク、ヨーグルト、ギー、蜂蜜、砂糖の5種類は「パンチャアムリタ」と呼ばれ
神聖な食べ物とされています。

家中にイルミネーションを飾ったり、伝統的なギーのランプを灯したりして
一晩中灯りを絶やさないのだそうです。
また、ラクシュミーを招き入れるために、家のドアは開けておくと、ナレーションで説明しています。

きっと今頃、インドでは光を灯して盛大にお祝いをしているところでしょうね。

さて、場面は家族揃ってお祝いのお食事です。

メニューは「アールー・ダム(じゃがいものカレー)」、
「マタル・パニール(グリーンピースとチーズのカレー)」
「ダヒー・バラー(団子のヨーグルトソース)」
チャパティーを油で揚げた「プーリー」

すべて、お母さんの手作りだそうです。
あ〜、うまそーーーーです。

お母さんは揚げたてのプーリーを運んできて「もう一枚どう?」と勧めます。
それに対して案内人は「バス、ボホットカーヤー」(もういいわ、たくさん食べたわ)と答えます。

お母さんはさらに、マタル・パニールも勧めます。
そこでお腹がいっぱいの案内人による今日のフレーズです。

バス、バス。 ペートバルガヤー (もういいです。お腹がいっぱい。)
「バホト マザー アーヤー」 とてもおいしかったです。

いちおう上記はテキストのカタカナ表記ですが、私の耳には
ボホット マジャー アーヤー
と聞こえました。

ボホット とても
マージャー 楽しみ
アーヤー 来た
楽しみが来た → おいしかった

「バス、バス」は覚えておくと便利な言葉だと思います。

インド人はお皿が空になるとすかさずお代わりを勧めてきますが、
それは、客人をもてなすことが彼らにとっての礼儀なのです。
小心の日本人は断りきれずに、どんどん盛られるということがありがちだと思います。

もうお腹いっぱいでお代わりを欲しくなければ、器の上に手をかざして
「バスバス」といえば、必要以上に盛られる心配はありません。
その時一緒に、今日のフレーズを使えば相手にも気を悪くさせることはないでしょう。

夕食のあとは、外に出て花火を楽しむ様子が映し出されています。

これで、12回に渡ったヒンディー語講座は終わりとなります。
筆者のきまぐれにお付き合いくださいましてありがとうございました。

この番組は、今年の2月と3月にNHK教育テレビで放送されていたものです。
この「アジア語楽紀行」というシリーズは、他の言語も何回も再放送されていて、
10月と11月はネパール語を放送しています。

ネパール語は、ヒンディーやサンスクリットと同じ「デーヴァーナーガリー」文字を使いますが
読み方が違うようです。(私はネパール語は全くわからないのでなんともいえませんが)
似ているところもあるみたいなので、興味がある方はご覧になってはいかがでしょうか?

きっとヒンディー語も、そのうち再放送されることでしょう。
その際にはぜひこのブログを思い出していただければ
これほど嬉しいことはありません。

というわけで、12回シリーズをなんとか終了することができました。
ありがとうございました。
ナマステー & ハッピーディワーリー!

tag : ヒンディー語 インド アジア語楽講座

2008-10-20

機種変更した

携帯を機種変更したので、今カキコミテスト中です。
まだ操作に慣れないので、あちこち押して試行錯誤しています。

これからは携帯使って更新…
できるかも

2008-09-26

今週末はインドに行こう!

と、言っても本物のインドに行くにはちと遠すぎる。

が、明日と明後日の2日間、代々木公園で「ナマステインディア」のイベントが開催されます。

今年で16回目という、ナマステインディアですが、
昨年は残念ながら雨にたたられて散々でした。

それまでは、毎年この季節には珍しいくらいの暑さと晴天にめぐまれていたので
ほんとうに、残念でした。

しかし、今年はどうやらお天気大丈夫そうです。

代々木公園のイベント広場では、インド料理や物販のテントが並び、
ステージではインド音楽のライブや舞踊のパフォーマンスが見られます。
インドまで行かなくても、東京でインド気分を満喫できます。

近年はITなどのお仕事で来日しているインド人も多く、
会場でもファミリーや友人たちと楽しく過ごしている姿が見受けられます。

管理人も、会場のどこかにおります(残念ながら出店ブースで仕事しています・・・)

主催者のHPはこちら↓
http://www.indofestival.com/

2日間とも、朝10時〜夜8時までやっています。
渋谷や原宿も近くてアクセスはバツグンです。

というわけで、東京近辺のみなさま!
インドな週末のご案内でした〜〜〜〜

2008-09-20

フレディ〜〜〜〜!!!

今日の話題もあまりインドには関係がないのですが・・・
いや、正確に言うと、少しは関係があります。

タイトルの「フレディ〜〜〜〜!!!」とは、もちろんクイーンの故フレディー・マーキュリーであります。

管理人は、小学6年生のときにラジオから流れてきた「キラークイーン」を耳にして以来、
そして、中学に入学してからは、ひたすらクイーン命を貫いて、
お昼休みの校内放送ではクイーンの曲をかけまくっていた、という過去を持っています。

これで年齢がかなりバレるでしょうね(爆)

フレディは知る人ぞ知る、インド系イギリス人で、パーシー(又はパールシー)の家系出身でした。

パーシーとは、ペルシャ系のインド人のことで、
世界史では「ゾロアスター教」と習ったのを覚えている方もいらっしゃると思います。

ペルシャ人はもともと、アーリア系インド人と同じルーツをもつ民族で、
ゾロアスター教の聖典である『アヴェスター』と、インドの『ヴェーダ』には
共通する概念が存在すると考えられています。

例えば、『アヴェスター』には「アフラマズダ」という神が登場しますが、
これは、『リグ・ヴェーダ』における「アスラ」と同じ語源をもつと考えられています。

「アスラ」はインドでは悪魔とみなされていますが、ペルシャでは神になりました。

また、教科書には「拝火教」と訳されているくらいですから、火を崇拝する宗教らしいです。
「ヴェーダの宗教」(いわゆるバラモン教と呼ばれる信仰で、ヒンドゥー教の前身)でも
ホーマ(仏教の護摩の原語)といって、火を焚いて供物をくべ、神々に祈願をします。
『リグ・ヴェーダ』の一番初めの讃歌は、アグニ神つまり火の神に捧げられた偈ですので
火を非常に重要視していたことがわかります。

ゾロアスター教は、ササン朝ペルシャの国教とされていましたが、
8世紀にムスリムが入ってきたために、多くの教徒がインドに逃れ、
現在のムンバイ(ボンベイ)に住むようになりました。
そして、その子孫たちが現在まで信仰と伝統を守ってきたのですが、
フレディはそうしたパーシーの血を汲む、イラン系のインド系のイギリス人だった
ということになります。

ちなみに、パーシーはインドでも非常に少数派ながら資産家を多く輩出していることでも有名です。
現代インドの鉄鋼、自動車、ITなど主要な産業を牛耳る一大財閥「TATA」も
パーシーの一族であることは有名です。

話がちょっと堅くなってしまいましたが、
今日ご紹介しようと思っていたのは、そういうことではなくて、
ロックまんが家(といった肩書きでご紹介してもいいのだろうか?)のシマあつこさんの
ステキ〜なフレディのイラストです。

フレディ by シマあつこさん

管理人はかつて、たくさんのロックスターが独特のキャラで大暴れする
抱腹絶倒ロックまんがの『8ビートギャグ』の愛読者であり、
作者のシマあつこさんの大ファンだったのですが、
広いようで狭いネットの世界。
お友だちからシマさんのブログを教えてもらって以来、こちらも欠かさず愛読しておりました。

最新の日記にフレディのイラストとともに
なんとも怪しく楽しいフレディ着せ替えサイトのご紹介がありましたので
ご本人の承諾のもと、こうして拙ブログにもご紹介させていただけることになりました。

シマさんのブログはこちら↓
8beat-Diary: http://8beat.at.webry.info/

フレディについての日記はこちら↓
http://8beat.at.webry.info/200809/article_7.html

着せ替えフレディのサイトはこちら↓
http://www.stardoll.com/en/dolls/690/Freddie_Mercury.html

今、クイーンのライブ映画が公開されているみたいですね。
シマさんはその映画をご覧になって、上に貼り付けたフレディを新たに描かれたとのことです。

管理人は残念ながら公開期間中に行くことはできなそうだなぁ〜

なので、代わりに79年、81年、83年、85年の来日公演パンフの画像でも貼っておきます。

Queen 来日公演パンフ79 Queen 来日公演パンフ81
Queen 来日公演パンフ83 Queen 来日公演パンフ85

この4度の来日の中で、管理人が実際に行ったのは81年と85年だけです。
他の2回は諸事情のため、チケットを持っていたにもかかわらず涙をのみました ククク…(T_T)
パンフは、友だちに買ってきてもらったものです。

結果的にオリジナルメンバーでの日本における最終公演となってしまった
85年の東京公演に3回行くことができたのが、不幸中の幸いといえるのかもしれません。
(ん?こういう用法でいいのだろうか>「不幸中の幸い」)
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は〜てぃ

Author:は〜てぃ
インドにかかわること十数年。
HP「天竺迦羅倶利庵」管理人。

風の向くまま、気の向くまま
天竺をふらりと彷徨うかのような
気まぐれなブログですが
どうか、お付き合いくださいませ。

★開設当初の日記は、
他ブログからの引越しも含みます★

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