2008-05-06
「薬師寺展」行って来たーーー!
GWの最終日。
4連休の最後になって、やっと晴れました。
せっかくの気持ちがいい休日なので
かねてより行きたいと思っていた「薬師寺展」に行ってきました。
連休最終日だし、天気もいいし、話題になってるし、混んでるだろうなーーー
と懸念しつつ、JRの鶯谷駅から東京国立博物館を目指します。
上野公園内とはいっても、上野駅から行くと一番どん詰まりで
しかも公園口は、めちゃくちゃ混んでいるので、
国立博物館に直行する時は鶯谷駅から行きます。
こちらのルートは、人も少ないし、博物館の裏から回るので静かで緑も多い穴場ルートです。
入り口に着くと、思ったほどの混み具合ではありませんでした。
よかったーーー。
以前、天台展にきたときには、平成館の入り口からぐるりと30分並びましたから
今日もそのくらいの覚悟はしてきたのですが、あっさり入れました。
しかし、中はやはりかなりの混雑でした。
音声ガイドを借りようと思ったのですが、ここは長蛇の列になっていたのであきらめました。
目玉はやはり、話題の日光・月光両菩薩立像ですね。
思ったよりふくよかでがっしりした体格なのが印象的でした。
両像の前に、少し高い位置にお立ち台というかバルコニーみたいのが設けてあるのですが、
ここに立つと胸の位置が目線の高さになります。
(背が高い人なら顔の正面が見られるかもしれません。私は背が低いので・・・)
この目線は、現地薬師寺では絶対に見ることができないものですね。
さすが、博物館での展示ならではという鑑賞の仕方です。
もちろん、現地と同じように床から上に見上げることもできます。
これらの菩薩像は高さが3メートル以上もあるのですが、
一度に鋳造されているといると聞いて、当時の鋳造技術の高さに驚かされます。
衣の襞なども滑らかで、とても美しいです。
そして、なんといっても背中。
普段は光背を背にしているので、背中を見ることなど不可能なのですが、
今回は光背をはずして、東京にいらっしゃっているので
360度ぐるりと見ることができます。
見えないからと手抜きをしていない、きれいな背中です。
仏を完璧に表現するという当時の作り手たちの気持ちが伝わってくるようです。
図録の説明によると、インドの4世紀〜6世紀に栄えたグプタ朝様式の影響が見られるそうです。
首と腰の部分で三つ折れにする形を三曲法といいますが、
これは、インドのヒンドゥー寺院の石彫り彫刻にもよく見られる姿です。
1体だけ見るとアシンメトリーなのですが、二体を対にして配置するとシンメトリーになるところが
不安定さと安定感の絶妙なバランスによる美しさなのではないかと感じました。
薬師寺が建立されたのは7世紀のおわりから8世紀初頭といわれています。
これは、日本に仏教が伝わってから約150年くらいの時期と思われます。
当時、中国では玄奘が17年間もかかってインドを往復し経典を持ち帰り、
サンスクリット語で書かれたそれらのうちの1300巻以上も翻訳したそうです。
そして、日本には遣唐使が唐から持ち帰った経典や仏像などが伝えられました。
展示してあった仏足石は、日本最古のものですが、
インドのサールナート(お釈迦様が初めて説法をした地)の仏足跡を唐の人が写し、
それをさらに遣唐使が長安で写して奈良に持ち帰ったとのことです。
他にも国宝の吉祥天像(インドの女神でラクシュミー)など
まさに仏教が「天竺渡来」のものであることが実感できる時代だったと思います。
6月8日までやってます。
ぜひ一度行かれることをおすすめします。
って、別に博物館とか薬師寺の回し者じゃないけど・・・

http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5129
4連休の最後になって、やっと晴れました。
せっかくの気持ちがいい休日なので
かねてより行きたいと思っていた「薬師寺展」に行ってきました。
連休最終日だし、天気もいいし、話題になってるし、混んでるだろうなーーー
と懸念しつつ、JRの鶯谷駅から東京国立博物館を目指します。
上野公園内とはいっても、上野駅から行くと一番どん詰まりで
しかも公園口は、めちゃくちゃ混んでいるので、
国立博物館に直行する時は鶯谷駅から行きます。
こちらのルートは、人も少ないし、博物館の裏から回るので静かで緑も多い穴場ルートです。
入り口に着くと、思ったほどの混み具合ではありませんでした。
よかったーーー。
以前、天台展にきたときには、平成館の入り口からぐるりと30分並びましたから
今日もそのくらいの覚悟はしてきたのですが、あっさり入れました。
しかし、中はやはりかなりの混雑でした。
音声ガイドを借りようと思ったのですが、ここは長蛇の列になっていたのであきらめました。
目玉はやはり、話題の日光・月光両菩薩立像ですね。
思ったよりふくよかでがっしりした体格なのが印象的でした。
両像の前に、少し高い位置にお立ち台というかバルコニーみたいのが設けてあるのですが、
ここに立つと胸の位置が目線の高さになります。
(背が高い人なら顔の正面が見られるかもしれません。私は背が低いので・・・)
この目線は、現地薬師寺では絶対に見ることができないものですね。
さすが、博物館での展示ならではという鑑賞の仕方です。
もちろん、現地と同じように床から上に見上げることもできます。
これらの菩薩像は高さが3メートル以上もあるのですが、
一度に鋳造されているといると聞いて、当時の鋳造技術の高さに驚かされます。
衣の襞なども滑らかで、とても美しいです。
そして、なんといっても背中。
普段は光背を背にしているので、背中を見ることなど不可能なのですが、
今回は光背をはずして、東京にいらっしゃっているので
360度ぐるりと見ることができます。
見えないからと手抜きをしていない、きれいな背中です。
仏を完璧に表現するという当時の作り手たちの気持ちが伝わってくるようです。
図録の説明によると、インドの4世紀〜6世紀に栄えたグプタ朝様式の影響が見られるそうです。
首と腰の部分で三つ折れにする形を三曲法といいますが、
これは、インドのヒンドゥー寺院の石彫り彫刻にもよく見られる姿です。
1体だけ見るとアシンメトリーなのですが、二体を対にして配置するとシンメトリーになるところが
不安定さと安定感の絶妙なバランスによる美しさなのではないかと感じました。
薬師寺が建立されたのは7世紀のおわりから8世紀初頭といわれています。
これは、日本に仏教が伝わってから約150年くらいの時期と思われます。
当時、中国では玄奘が17年間もかかってインドを往復し経典を持ち帰り、
サンスクリット語で書かれたそれらのうちの1300巻以上も翻訳したそうです。
そして、日本には遣唐使が唐から持ち帰った経典や仏像などが伝えられました。
展示してあった仏足石は、日本最古のものですが、
インドのサールナート(お釈迦様が初めて説法をした地)の仏足跡を唐の人が写し、
それをさらに遣唐使が長安で写して奈良に持ち帰ったとのことです。
他にも国宝の吉祥天像(インドの女神でラクシュミー)など
まさに仏教が「天竺渡来」のものであることが実感できる時代だったと思います。
6月8日までやってます。
ぜひ一度行かれることをおすすめします。
って、別に博物館とか薬師寺の回し者じゃないけど・・・

http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5129

