2008-03-30

第9回目「メーリー ヤートラー ケーシーラヘーギー?」

今回、案内人はジョーティシャのところに行って、
旅の成否を占ってもらいます。

ジョーティシャとは一言でいえば、インド式占星術なのですが
これがまた一言では説明できない深いものがあるのですよ。

まず、ジョーティシャ(サンスクリット読み)
またはジョーティシュ(ヒンディー読み)は、本来は天文学です。

ヴェーダの補助学として発展してきた学問で、
地球上の人の運命や出来事などは、
すべて星の運行と配置によって支配されていると考えられています。

「占い」というとどこかうそ臭いという印象を免れないのですが
このジョーティシュは、かなり科学的に分析されています。

人の運勢を見るときに、まずその人の生まれた年月日、
さらに時刻と生まれた場所のデータが必要になります。
これによって非常に正確に生まれたときの星の配置が計算されます。

それをチャート(クンダリー)に書き込んで行き、
占星術師はそこに現れた星の配置をいろいろな角度から読み解きます。

今は、クンダリー作成ソフトがあるので、
コンピューターに上記のデータを入力すると
あっという間にその人独自のクンダリーを作ってくれます。

と、まぁここまでジョーティシュについて説明してきましたが
私もちょろっとかじったくらいなので、あまり上手に説明できません。

ま、とにかくここで私がお伝えしたいのは、
インド占星術とは、決して迷信や言い伝えによるものではない
ということです。

正確な計算によって、きちんと成果が出ているからこそ
何千年もに渡ってインド人たちは活用してきているのです。

さて、では番組を見てみることにしましょう。

ジャイプルの街中で占いマシーンに興じる若者たちの姿から始まります。
あと、街角に身長と体重を量る自販機のような機械がおいてあって、
ついでに占いもしてくれるのだそうです。
機械に乗ってお金を入れると、レシートのような紙に
身長・体重・占いの結果がプリントされてきます。

これらは、単なるお遊びの域を出ないものだと思います。

その次には、手相を見る占い師が登場します。
手相はハスタジョーティシュといって、
上記の占星術の一部として体系化されています。

手のひらに惑星などを配置し、その部分の状態によって
運勢などを見る方法です。

普通に日本で見られる手相占いでも、
手のひらに金星丘とか木星丘とかありますが
おそらくこのハスタジョーティシュがインドから中国経由で
日本に入ってきたのだと思います。

通常は、ハスタジョーティシュによって、その人の運勢を概観します。
さらに前述したチャート(クンダリー)を読み解くことで詳細が語られます。

そして、案内人はあるジョーティシュ研究所に赴きます。

占星術師の「お悩みは何ですか?」の問いに対して
今日のフレーズで答えます。

「メーリー ヤートラー ケーシーラヘーギー?」
私の旅はうまくいきますか?

メーリー=私の、ヤートラー=旅、ケーシー=どのような
ラヘーギー=〜でしょう(未来)

ここで、あれ?と思いませんか?
前回の「私の写真」では、メーラーフォートーと言っていたのに
今回は「私の旅」で、メーリーヤートラーといっています。

これって多分に日本人的にはとても混乱するところだと思うのですが
名詞の性によるものなんです。

フランス語やドイツ語をかじったことがある方なら
男性名詞、女性名詞、中性名詞(ドイツ語)といったように
名詞によって性が決まっていることはご存知だと思います。

ヒンディーには男性と女性の2種類があり、
男性名詞が主語であると、メーラー、
女性名詞が主語であると、メーリーと形が変わるのです。
(ちなみにサンスクリット語にはさらに中性名詞があります)

ヤートラーは女性名詞なので、メーリーといっているのです。

ただ、これは多分使っていくうちに徐々に覚えるしかないのでは
と思います。
いちいち辞書を引くのも面倒だし、
男女間違って使っても意味は通じますよ。

で、間違って使ったときに相手のインド人から教えてもらえば
少しずつ覚えていくのではないでしょうか?
外国人なんだし、要は通じればいいんですっっ!!
(って、なんかいい加減ですみません)

番組に戻ります。

ここで簡単に占星術について紹介されています。
インド人の家庭では、子供が生まれるとその子の運命を見てもらったり、
結婚に関する相性やの式の日取りや方角もジョーティシュに基づいて
行われると解説されています。

で、案内人の相談の結果としては、南がよく、
海外旅行が特によいそうです。
「今回も今後の旅も、うまくいくでしょう」との結果が出ました。

ただ、彼女にとって真珠は不吉なので身に着けないほうがよい、
ダイヤモンドかさんごがいいということでした。

このように、ジョーティシュではその人それぞれのチャートから
どんな宝石を身に着ければいいかという処方箋のようなものも
教えてくれます。

1000円くらいの料金で見てもらえるそうです。

もしインド旅行のついでに、自分の運勢も見てもらいたければ
正確な生年月日と誕生時刻と場所を調べておいた方がいいです。
母子手帳に記載されていますので、自分でわからなければ
お母さんに聞いてみてください。

tag : ヒンディー語 インド

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Author:は〜てぃ
インドにかかわること十数年。
HP「天竺迦羅倶利庵」管理人。

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気まぐれなブログですが
どうか、お付き合いくださいませ。

★開設当初の日記は、
他ブログからの引越しも含みます★

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