2008-02-17
アシュターンガヨーガ
ヨーガという言葉は、
サンスクリット語の「結ぶ」「繋ぐ」「一つになる」などを意味する動詞語根
√yujから派生した名詞です。
「合一」とか「結合」という意味になります。
では、何と一つになるのでしょうか?
インドの哲学では、宇宙の根本原理(ある人は神と呼ぶかもしれない)を
ブラフマン(梵)と考え、個々の人間の自己であるアートマン(我)は、
それと同一のものである(梵我一如)と考えられています。
例えば、海の水をコップに汲むと、その中の水は海と同質のものであるが、
コップの中の海水は既に海とは別のものに見える、というように。
私たちの中には、ブラフマンと同質のものがあるけれど、
肉体というコップの中にあるために、別のものに見えるのです。
それをもとの海の水に結合させること。
または、歌にあるように、人生を川の流れに例えてみましょう。
山の上から始まる川の流れは、山あり谷あり、岩あり、急流あり、
緩やかな流れあり、まさに人生のようです。
そして最後には河口から海へと流れ込み、
大海原と一つになって川の水も海の水も区別がつかなくなります。
このように、大いなるものと一つになることをヨーガといい、
その目指すところはサマーディ(三昧)つまり悟りの境地と解脱であり、
そこに至る8つの(アシュタ)支(アンガ)をアシュターンガヨーガといいます。
ヨーガはかなり古い時代から行法として行われていたようですが、
これを体系化してヨーガスートラとして著したのが、
ヨーガの父と呼ばれるパタンジャリです。
パタンジャリは著書ヨーガスートラの第1章第2偈でこのようにヨーガを定義しています。
ヨーガハ・チッタ・ヴリッティ・ニローダハ
ヨーガとは、心のはたらきを滅することである。
ヒンドゥー教の前身であるヴェーダの哲学(日本ではバラモン教と呼ばれている)には、
六派哲学という6つの学派があり、
その中のヨーガ学派の根本教典がヨーガスートラです。
つまり、ヨーガとはもともと哲学なのです。
現在私たちが使っている意味でのヨーガとは、
主に第3番目のアーサナをさしているのです。
ヨーガスートラでパタンジャリは、
アシュターンガヨーガを実践することで自己の精神を制御し、サマーディを体験し、
モークシャ(解放・解脱)を得られると教えています。
では、その8つの支とはどんなものでしょうか?
1. ヤマ(制戒または禁戒)…社会的な戒め。守るべき規範。
2. ニヤマ(内制または勧戒)…個人的な戒め。浄化。
3. アーサナ(坐法)…身体の調整。
4. プラーナヤマ(調息)…呼吸と気(生命エネルギー)のコントロール。
5. プラティヤーハーラ(制感)…感覚器官の制御。
6. ダーラナー(凝念)…心を保つこと。
7. ディヤーナ(禅定)…瞑想。
8. サマーディ(三昧)…ひとつになること。悟り。
…つづく
※この記事は、他社ブログから移転してきました。
サンスクリット語の「結ぶ」「繋ぐ」「一つになる」などを意味する動詞語根
√yujから派生した名詞です。
「合一」とか「結合」という意味になります。
では、何と一つになるのでしょうか?
インドの哲学では、宇宙の根本原理(ある人は神と呼ぶかもしれない)を
ブラフマン(梵)と考え、個々の人間の自己であるアートマン(我)は、
それと同一のものである(梵我一如)と考えられています。
例えば、海の水をコップに汲むと、その中の水は海と同質のものであるが、
コップの中の海水は既に海とは別のものに見える、というように。
私たちの中には、ブラフマンと同質のものがあるけれど、
肉体というコップの中にあるために、別のものに見えるのです。
それをもとの海の水に結合させること。
または、歌にあるように、人生を川の流れに例えてみましょう。
山の上から始まる川の流れは、山あり谷あり、岩あり、急流あり、
緩やかな流れあり、まさに人生のようです。
そして最後には河口から海へと流れ込み、
大海原と一つになって川の水も海の水も区別がつかなくなります。
このように、大いなるものと一つになることをヨーガといい、
その目指すところはサマーディ(三昧)つまり悟りの境地と解脱であり、
そこに至る8つの(アシュタ)支(アンガ)をアシュターンガヨーガといいます。
ヨーガはかなり古い時代から行法として行われていたようですが、
これを体系化してヨーガスートラとして著したのが、
ヨーガの父と呼ばれるパタンジャリです。
パタンジャリは著書ヨーガスートラの第1章第2偈でこのようにヨーガを定義しています。
ヨーガハ・チッタ・ヴリッティ・ニローダハ
ヨーガとは、心のはたらきを滅することである。
ヒンドゥー教の前身であるヴェーダの哲学(日本ではバラモン教と呼ばれている)には、
六派哲学という6つの学派があり、
その中のヨーガ学派の根本教典がヨーガスートラです。
つまり、ヨーガとはもともと哲学なのです。
現在私たちが使っている意味でのヨーガとは、
主に第3番目のアーサナをさしているのです。
ヨーガスートラでパタンジャリは、
アシュターンガヨーガを実践することで自己の精神を制御し、サマーディを体験し、
モークシャ(解放・解脱)を得られると教えています。
では、その8つの支とはどんなものでしょうか?
1. ヤマ(制戒または禁戒)…社会的な戒め。守るべき規範。
2. ニヤマ(内制または勧戒)…個人的な戒め。浄化。
3. アーサナ(坐法)…身体の調整。
4. プラーナヤマ(調息)…呼吸と気(生命エネルギー)のコントロール。
5. プラティヤーハーラ(制感)…感覚器官の制御。
6. ダーラナー(凝念)…心を保つこと。
7. ディヤーナ(禅定)…瞑想。
8. サマーディ(三昧)…ひとつになること。悟り。
…つづく
※この記事は、他社ブログから移転してきました。

